〜12月14日マチネ 「ジキル&ハイド」〜

    CAST ヘンリー・ジキル/エドワード・ハイド:鹿賀丈史
          ルーシー・ハリス:マルシア
          エマ・カルー:鈴木蘭々
          ガブリエル・ジョン・アターソン:石川弾
          ダンヴァース・カルー卿:浜畑賢吉
         
          ベイジングストーク大司教:大須賀ひでき
          サベージ伯爵:林アキラ
          新聞売り:阿部よしつぐ
          グロソップ将軍:石山毅

        ・・・・・


 ジキハイ初観劇です!2階席の1列目でした。見やすかった・・・!
 残念ながら最初の15分ほどが観られなかったのが悔やまれます・・・; (14日の日記参照)
 「うその仮面」とかすごく観たかったです・・・!;

 さて「ジキル&ハイド」。簡単にあらすじ。
 医者のヘンリー・ジキルは、精神のコントロールのきかなくなってしまった父を救うために、
 「人間の善と悪を分解する薬」の研究を続けてきたのですが、病院の最高理事会ではその考えを一方的に却下されてしまいます。
 婚約者のエマの父であるダンヴァース(浜畑さん)や、親友であるジョン・アターソン(石川さん)から「危険な思想だ」と忠告されます。
 ・・・後に、ジキルは自分自身を実験体にして、その「人間の善と悪を分解する薬」を飲んでしまいます。
 そうしてジキルの中に、エドワード・ハイドという悪の人格がうまれてしまいます・・・。
 ハイドは、理事会の人たちを次々に殺害。
 エマとの結婚式が近づく中、ジキルはほとんどハイドを制御できなくなってしまいます。
 ジキルに恋をしていたルーシーをも殺してしまったハイド。ジキルは、ハイドを葬るためにまた薬を飲みます。
 そして訪れるエマとの結婚式。この日だけはジキルのままで・・・というジキルの思いとはウラハラに、
 ジキルはまたハイドへと変身してしまい、ジョンに撃ち殺されてしまいます。


 〜一幕〜

 ◎理事会  
 グロソップ将軍の衣装が格好良いことにびっくり(笑) 
 ノーノーノーノー♪と歌う歌がありました。少人数なのに何でこんなに迫力あるんだろう。すごい声量。
 何だか日生劇場って、帝国劇場よりも全体的に聞きやすいし見やすかったです。

 ◎「真実を追えば」 
 ジョン登場でわくわくしました♪ 可愛いんです。 「ヤツらは権力者だ〜」と言い方が面白くて笑いました。

 ◎婚約パーティ〜「ありのままの」 
 よしつぐさんチョビひげ!?(笑) オペラグラスで下手側の人たちを見てたら発見してびっくり。
 秘書官のストライドがやけに嫌みったらしかったです。; ジキルの婚約者のエマに恋してるんだとか。 
 エマ、可愛かったです・・・!v 「ありのままの」が終わった後、ジョンが来て「花火終わっちゃったんだけど」(うろ覚え;)
 と言っていたのが面白かったです(笑)可愛くて・・・

 ◎「連れてきて」
 娼館を兼ねたパブ「どん底」で、ルーシーたち娼婦が歌う歌。
 ジョンが「息ぬきも必要だ!」と言ってジキルを引っ張っていくのですが、浮かれ気味のジョンがまた可愛かったです。
 興奮して首のネクタイをほどいて上下にブンブン振り回してるんですよ(笑)
 そしてこの歌、聞いてて楽しかったです。

 ◎「時が来た」
 ついにジキルが自らを実験体にして薬を飲む・・・とのことでハラハラ。
 研究室のセットが面白かったです。何かいろいろレバーとかスイッチとかあるんですよ。
 そして薬にもびっくり。蛍光がかった赤。(ピンク?)あれ飲んじゃうんだもんね・・・

 ◎変身
 ハイド、野獣のようだった; でも歌が迫力あって好きです。

 ◎「仕事をするだけ」
 何でこれCDに入ってないの!?(涙) すごく素敵な曲でした。
 ジキルとジョンと、エマとダンヴァースの歌でした。ジキルは仕事をするだけ・・・といった歌なんですが
 ジョンやジキルの背中が何だか寂しいんです・・・。ちょっと切ない。

 ◎「あんなひとが」
 素直に感動。マルシアさんってすごい声量があるなぁ。
 曲も好きです。

 ◎「生きている」・・・リプライズ
 ハイドが大司教様を殺しちゃいます。; 
 寝転がってる大司教様の腹の上に乗ったりしてました。い、痛くないのかなぁ・・・;
 殺害シーン怖かった・・・そんな、つえで刺して持ち上げて・・・(あれどうやって持ち上げたんだろう)
 血ノリとかリアルでビックリしました。そして火が出たのもビックリしました。まぶしい・・・


 〜2幕〜

 ◎「事件、事件」
 一番楽しみにしてました・・・! まずスポットが新聞屋さん(阿部よしつぐさん)を照らします。
 そして歌いだすよしつぐさん。実はこれが一番楽しみだった・・・(笑)
 新聞をバシバシといろんな人に渡すよしつぐさん。
 舞台上をドタドタと走り回るよしつぐさん。
 みんなが止まって歌う中、1人新聞を持った腕をふり上げるよしつぐさん。
 だれかが殺される度にダッシュで出てきて歌いはじめるよしつぐさん。
 定位置に立って歌うところで、自分の位置につくために舞台の端から端まで全力疾走するよしつぐさん。
 ぼうしと新聞紙を抱いて、切なそうな顔で「生〜き〜て〜る〜の〜に〜感謝〜♪」と歌うよしつぐさん。

 ・・・はい、ごめんなさい新聞屋さんばっかり観てたのバレバレです。(笑) 
 でも結構おいしかったです、新聞屋さん。
 サベージ伯爵の死で笑いました。・・・「何もしてないのに死んだ」。会場内爆笑でした(笑)

 ◎「その目に」
 ルーシー&エマの歌。何だかとても聞きほれた。
 すごいなぁ、ジキハイの女役ってとても難しそう。

 ◎「罪な遊び」
 目のやり場に困った・・・!!(笑)
 ハイドとルーシーがその名の通り罪な遊びをするようなシーン。(半ば強制)
 怖かった・・・ハイド怖いよ。

 ◎「苦悩」2
 ジキルが、ハイドのことをジョンにうち明けます。
 ハイドに対するジョンの態度が格好良かった・・・。良い親友だよ、ジョン。

 ◎「新たな生活」〜「ルーシーの死」
 ハイドがルーシーを殺してしまうかもしれない。・・・というわけで、ジョンがルーシーに、
 すぐにロンドンから出ることを忠告しに行きます。
 何だか、可哀想でした、ルーシー。ジキルのことがすごく好きで、ジキルからの「新しい生活があるはずだ」という
 手紙に喜んだりしていたのですが、結局すぐその後に来たハイドに殺されてしまいます。
 や、やっぱり血ノリが・・・; 怖い; あと長時間目を開けっぱなしだったマルシアさん。
 あの時間はアンジョルラスよりも長くてつらそう。;
 
 ◎「対決」
 すごかった・・・! ジキルになったらハイドになったりして、鹿賀さんが奮闘します(笑)
 スポットの色が変わったり、姿勢や角度が変わったりして、ジキルとハイドの区別をつけて・・・
 1人で二役を見事に演じきってました。本当にすごかった。
 最後に火花が・・・!ジキルとハイド破裂音が多くて心臓に悪いです(笑)

 ◎「結婚式」 
 哀しかった・・・(涙)
 せっかくのエマとの結婚式だったのに、ジキルがハイドになっちゃうんです。
 ジキルが必死でハイドにならないようにもがく様が・・・; ジョンに助けを求めてる様が・・・;
 で、結局エマを殺そうとして、ジョンに撃ち殺されちゃうんです。
 死んでしまう間ぎわ、ジキルにもどって、エマのひざ元で息絶えます・・・。泣きました(涙)



 「ジキル&ハイド」、面白かったです!!大満足でした!!
 これはオススメ。とても好きなミュージカルになりました♪